黒ロウバイは干からびた脳に有用か。 [├ 天空のベランダ(園芸)]
クロバナロウバイ(黒花蝋梅:ロウバイ科 Calycanthus floridus)です。
北米原産のロウバイです。
種小名のフロリダがヒントになっています。
新春に黄色い花が咲くロウバイとは科は同じですが属が異なります。
今回記事にしたロウバイは花色が赤あるいは黒に見えるのが日本名の由来でしょう。
おそらく今の感覚ならチョコレートロウバイくらいの命名をしたと思われます。
それくらいチョコレートコスモス(キク科)のカラートーンに酷似しています。
ちなみにロウバイ(蝋梅:ロウバイ科 Chimonanthus praecox)は中国原産です。
黄色いロウバイは日本へ17世紀頃に中国から入ってきた帰化植物です。
属名の意味は、Calycanthus が萼の花、Chimonanthus は冬の花です。
どちらの花も花弁に見える部分は 萼片 花被片なのでした。
直径ではロウバイより少し大きいでしょうか。
花弁(萼片)に透明感は無く、厚みもなく、カサカサしています。
ロウバイみたいに触っただけでポロポロ落ちてしまうほどデリケートではありません。
ちょっとやそっと触れたくらいでは落ちたりしません。
花は前年伸ばした枝の節から、春先に短い新枝を延ばし、その先に付けます。
ツボミは生成当初は緑色ですが、黒変し、最終的には赤みが入ります。
チューリップではありません。
チューリップ(ユリ科)でありそうで無い花型です。
上枚の画像は開き始めた直後の花の状態です。
またしてもこの花も昨年(2008年)はスルー した花です。
前回の記事は一昨年(2007年)です。
「黒のロウバイ(http://miyomiyo.blog.so-net.ne.jp/2007-06-21-i)」
今回の画像は月中旬~下旬の状態です。
肝心の香りについては疑問符がたくさんです。
花が咲いていればいつでも香りがする訳ではありません。
早朝、日中、夜間、時間には無関係みたいです。
開花初期、最盛期、終わり頃、というのも無関係みたいです。
日光の当たり具合も関係なさそうです。
それで結局今年は香りを一度も確認できませんでした。チョーザンネン
ちなみにクロバナロウバイでは別に匂いを確認できます。(香りではナイノダ。)
枝や幹を裁断したり、バークにするとどっかで経験した匂いがします。
樟脳(しょうのう:camphor:カンフル)の匂いです。
結局、天空~の住人の干からびた脳には樟脳もカンフル剤も効かないのでした。
やっぱχχにつける薬はないね。ザンネン
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鑞梅とは、あの鑞を塗った様な質感の梅だけだと
思ってましたが、まさかこんな色が・・・ビックリ
ですっっ
でも、属名が違うってことは全くの色違いではないの
ですね・・・・。不思議な花色です〜
by oko (2009-07-05 14:10)
今造ROWINGTEAMさん、ありがとうございます。
by miyomiyo (2009-07-05 21:03)
okoさん、ありがとうございます。
黄色いのと花咲く向きは違えど、同じ科なんですね♪
他に同じ様な花はあるか?と言われてもこれ以上思い付かないです♪
さらに黒花の他に白花も存在するらしいのです♪
これまた不思議です♪
by miyomiyo (2009-07-05 21:32)
これがもしチューリップだとしたら
食虫ーリップです。
怪しい美しさをもった花ですね。
by 響 (2009-07-07 19:44)
響さん、ありがとうございます。
また花が咲いたときには食されないように気を付けます。
ラフレシア的な美しさでしょうか。
by miyomiyo (2009-07-10 21:50)